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日本画家

大竹寛子(33回生)

古典的素材生かし描く

大竹寛子(33回生)

東京芸術大の助手をしていたが、今年4月から作家活動に専念。新たにアトリエを構えてフリーでの活動をスタートさせた。「いろいろなものに守られていた部分があったので、一作家として独り立ちする。そんな意気込みがある」と決意を語る。

 今秋、都内で個展を開くほか、所属する異分野の作家グループで今月開催する茶会への作品出品や、壁紙に絵を直接描いてホテル1室を作品で埋め尽くすアートプロジェクトなど、今後のスケジュールは目白押し。岐阜では来年2月に個展を予定している。

 作品は古典的な素材を生かし、現代のモチーフで描く。銀箔(ぎんぱく)を使用し、薬品で銀を腐食させる技法も使う。モチーフにしているチョウや花には、止まることのない時間の流れの中にある変わらないものの存在としてイメージを重ねる。「限りがある中で自分の内に広がる無限の価値を思考していけたらと思う」

 昨年はドイツや台湾で作品を展示。「もっと海外で展示をして、日本的な自然の捉え方などを発信していきたい」と意欲を語る。岐阜市出身。都内在住。34歳。

(岐阜新聞 2014年6月11日掲載)