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モザイク作家

鈴村敦夫(34回生)

アナログな仕事、地道に

鈴村敦夫(34回生)

「今は何でも早くできてしまう時代だが、モザイク画はアナログな仕事。時間をかけないとできないところが気に入っている」。東京芸術大学でモザイク画に出合ってから約12年。今年1月から2月にかけて都内で初個展を開き、創作意欲はますます高まっている。

 ハンマーで砕いた大理石の小片(テッセラ)を中心から一片ずつ置いていく地道な作業。一点から広げていくこの制作スタイルに特に意識して取り組んでいる。

 同大卒業後、06年から07年にモザイク画の本場イタリア・ラヴェンナへ、遺跡や教会のモザイク壁画などの修復を学ぶため留学。さらに09年秋~11年春には、制作活動をメーンとした2回目の留学を行った。

 留学先では個展を開くために教会や美術館の作品を見て回り「未来派の作家の影響を受けて、ガラスを使ったり数列や幾何学模様も取り入れた」

 岐阜市生まれ、加納高校美術科出身。現在は東京芸術大壁画第2研究室の教育研究助手を務める。「岐阜の病院や駅などにいつか自分の作品を飾ってもらえれば」と語る。千葉市在住。32歳。

(岐阜新聞 2013年3月27日掲載)