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彫刻家

鈴木一太郎(42回生)

デジタルと彫刻の融合

鈴木一太郎(42回生)

「コンペを通して私自身がすごく成長できたと実感した」。東京ミッドタウンアワードのアートコンペで、彫刻作品「単眼的風景:Gruppo del Laocoonte」がグランプリに輝き、授賞式で喜びを語った。加茂郡坂祝町出身の25歳。過去最年少での受賞だった。

 同アワードは、次世代を担う若いアーティストの登竜門として2008年から毎年開催。アート、デザインの両コンペ2部門があり、今回は計1626点の応募があった。

 アートコンペのテーマは「都市」。受賞作品はギリシア神話のトロイアの神官ラオコーンをモニュメントにした。「デジタルなものがすごく好き。デジタルの中でも彫刻は成立するのではないか、という考えからこういう形になった」。作品は11月10日まで、東京ミッドタウンで展示されている。

 加納高校美術科で彫刻を始めた。現在は愛知県立芸術大大学院に在学中。「バーチャルなものを彫刻で表したり、彫刻という物質をバーチャル化できないか」。そんな感覚の作風が昨年あたりから生まれ、活動の幅を広げている。「海外にデジタルの感覚は受けるのでは。海外に押し出していけたらなと思う」。名古屋市在住。

(岐阜新聞 2013年10月30日掲載)